シチュエーションドラマCD感想 18歳以上推奨分その3
ひよさんシナリオ＋ダミーヘッドマイク収録＋18歳以上推奨の、
女性向けシチュエーションドラマCDの感想まとめ。
ステラワース分です。
続きはネタバレ込みです。
推奨年齢なし分に比べて、若干直接的な単語等も使っています。
「男ともだち ～青の恋情～」（CV：茶介さん）
「男ともだち ～黒の束縛～」（CV：茶介さん）
1年前に再会した元カレとセフレ関係を続けているヒロイン。
友達から紹介してほしいと言われてるけど、会ってみるか？
彼からそう問われた、ヒロインの選択は…？
「幼馴染の彼」、「執事の彼」と同じく、冒頭の選択によって、
物語が純愛とヤンデレの2つに分岐します。
彼の友達と会わないのが純愛の青、会うのがヤンデレの黒です。
青は明らかに安堵しつつも、煮え切らないのがじれったい。
一方黒は選択の直後から、平静を装いつつも病んでいくのが判り…。
青と黒で、2人はその後も同じ場所で会って、同じ会話をしますが、
その会話の流れは当然、丸きり違っていきます。
1つの選択で変わる物語という設定が、よく活きている展開でした。
終盤にかけて、青も黒も、必死にヒロインを取り戻そうとします。
青はその必死さが可愛くて、特にヒロインの本心を聞いた時は、
あまりの狼狽えっぷりに、思わず笑ってしまうほどでした。
黒は、ごく普通の男性が常軌を逸していくのが、恐ろしくもあり、
お互いにもっと早く本心を伝えていたらと思うと、切なくもあり…。
ひよさん作品にしては表現が生々しいですが、下品さはありません。
このテーマだと、このくらいが合っている気がします。
茶介さんの声もいい意味で生々しさがあり、作品にぴったりでした。
元カレとセフレというあらすじに最初は買うかどうか迷いましたが、
18歳以上推奨シチュCDでは今のところ、この作品が一番好きです。
テーマに嫌悪感がないなら、是非セットでおすすめしたい作品です。
大人の女性向けシチュCD特集誌の「HONEY Style」に、
再会当時の彼視点のSSが掲載されています。
再会するまでと、セフレ関係になる過程の彼の気持ちが判るので、
CDを聴いてはまった方には、こちらもおすすめです。
