①アリアの苗字
人間になった後、クライヴと正式に結婚するまで、アリアはアイリーンの勧めで、
ティルナーグの姓を名乗っています。
アイリーンは、すぐセイングレントになるけど、旧姓や出身を聞かれた時の為に、
グランドマスターにも話を通して、遠縁ということにすればいいんじゃない?
と思っていたのですが、結局アリアは1年くらい、ティルナーグ姓でした(笑)
ちなみに町の人達は、ふたりが駆け落ちしてきたと誤解しています。
なので、苗字が違うのは、親族の許しを得るまで結婚を待っているからだと、
(勝手に)納得しています。
世間知らずに見える20歳前の少女と元ヴァンパイアハンターという組み合わせに、
箱入り娘と、彼女を護衛したハンターが恋に落ちたけれど、交際を反対されて…、
という憶測が、いつのまにか事実として広まってしまった結果です。
本当のことを話すわけにもいかないので、ふたりは否定も肯定もしていません。
②ふたりが住んでいる家
ED後SSで多少触れていますが、以前クライヴがアーウィンと住んでいた家です。
アーウィンがクライヴを引き取った頃に空き家を買い取ったもので、
こじんまりした庭のある、平屋の一軒家です。
アーウィンが生前に名義を変更していたので、正式にクライヴの持ち家です。
当時クライヴは、俺が先に死ぬのに無駄なことを…と内心思っていましたが、
師が買った家なのだから好きにすればいいと、特に反対もしませんでした。
クライヴはアーウィンを亡くした後で、もし自分に何かあった場合、
クライヴの帰る場所がなくならないように、という師の想いに気付きましたが、
一人でこの家にいるのは辛く、かといって師の配慮を思えば放置もできず、
時折最低限の手入れをしにいく以外、あまり帰らなくなります。
アリアに想いを告げ、一緒に生きていくことが現実味を帯びてきた頃から、
師が残してくれた家で暮らしたいと、クライヴは改めて居住環境を整え始めます。
ですが、そもそも生活感のない家だったので、大半はアリアが地上に降りた後で、
必要なものをふたりで少しずつ揃えていくことになります。
ちなみにふたりの寝室は、元はクライヴの個室です。
2024,05,24 追記
『Remembrance』で②の家について触れており、
上記の私的設定を一部変更しています。
fin.